大場みなみが「ボツ戯曲」を朗読劇で成仏させる戯曲供養プロジェクト!
作家たちが愛情を注ぎながらも、世に出ることなく埋もれてしまった「ボツ戯曲」。その言葉たちが伝えたかった物語とは?
「戯曲のお彼岸」は、俳優・大場みなみが全身全霊で埋もれた戯曲を「成仏」させる、前代未聞の戯曲供養プロジェクトです。滑稽で哀しく、時に心温まる珠玉の「ボツ戯曲」たちが、1日限りの朗読劇として蘇ります。
初回ゲストは、劇作家・演出家の三浦直之(ロロ)。供養する戯曲は、三浦が演劇をはじめたばかりの頃に執筆した『卒業生』と『アクロバット幽霊』、そして昨年に紀伊國屋ホールほか全国で上演されたパルコ・プロデュース2024『最高の家出』の幻の初稿。
パフォーマンス後には、三浦との「お悔やみトーク」で戯曲の背景や執筆秘話を掘り下げます。
埋もれた言葉たちが再び息を吹き返す瞬間に、あなたも立ち会いませんか?
<公演概要>
「大場みなみの戯曲のお彼岸」
出演:大場みなみ
ゲスト:三浦直之(ロロ)
日程:3月20日(木・祝)14:00/18:00
受付・開場:開演30分前
会場:アプレ神楽坂スタジオ
https://www.instagram.com/apres_kagurazakastudio?igsh=NDIweWF3ajQyaGJ1
東京都新宿区南山伏町2-11 2階
都営大江戸線 牛込神楽坂駅 徒歩6分
チケット料金(全席自由席・税込):3,000円
*当日現金精算のみのお取り扱いになります。
*未就学児の入場はご遠慮ください。
*車椅子でご来場のお客様は事前にお問い合わせメールアドレスにご連絡いただけますと幸いです。
*会場内土足禁止のため、お履き物を脱いでご入場いただきます。
-----
せっかく書かれたのに世に出ることのなかった戯曲を、掘り起こしてしまおうと思いつきで始まった企画です。演劇っていいですよね。最近やっとそう思えるんです。でも劇場の幕が上がるまで、その道のりは素敵なことばかりじゃないです。いろいろな葛藤や逡巡、苦悩と共に生まれては立ち消えた、誰にも読まれず音になれなかった戯曲未満の原稿をすくい上げてみたいと思いました。いや、むしろそんな存在の力を借りてわたしがすくい上げられたいのかもしれません。シリーズ化するのを目標にまずは初回、トライ&エラー&エラーで、きっとテンパっている春先のわたしを見に来ていただければ幸いです。企画に賛同してすぐさま動いてくれた皆さん本当にありがとう。これから関わってくれる皆さんも、本当にありがとうございます。お待ちしております。
大場みなみ
-----
▽プロフィール
大場みなみ(企画・出演)
大学卒業後、舞台での活動を本格的にスタート。近年はメインキャストで出演した映画が国内外の主要映画祭に続々とノミネートされるなど、気鋭監督の作品に欠かせない存在となりつつある。主な出演作に、映画『あるいは、ユートピア』(監督:金允洙)、『椰子の高さ(The Height of the Coconut Trees)』(主演/監督:ドゥ・ジエ)、『くまをまつ』(監督:滝野弘仁)、『すべての夜を思いだす』(監督:清原惟)。舞台は、くによし組『ケレン・ヘラー』(演出:國吉咲貴)、『セツアンの善人』(演出:白井晃)、贅沢貧乏『わかろうとはおもっているけど』(演出:山田由梨)など。
ロロには2014年の『朝日を抱きしめてトゥナイト』にて初出演。いつ高シリーズでは不思議ちゃんな女子高生の白子役を務めた。
三浦直之(ゲスト)
宮城県出身。ロロ主宰。劇作家。演出家。2009年、主宰としてロロを旗揚げ。「家族」や「恋人」など既存の関係性を問い直し、異質な存在の「ボーイ・ミーツ・ガール=出会い」を描く作品をつくり続けている。古今東西のポップカルチャーを無数に引用しながらつくり出される世界は破天荒ながらもエモーショナルであり、演劇ファンのみならずジャンルを超えて老若男女から支持されている。ドラマ脚本提供、MV監督、ワークショップ講師など演劇の枠にとらわれず幅広く活動。『ハンサムな大悟』(15年)で第60回岸田國士戯曲賞ノミネート。2019年脚本を担当したNHKよるドラ『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』で第16回コンフィデンスアワード・ドラマ賞脚本賞を受賞。、近年の主な外部作品に、KERA CROSS『SLAPSTICKS』(演出)、パルコ・プロデュース2024『最高の家出』(脚本・演出)など。
企画:大場みなみ
企画協力:三浦直之(ロロ)、奥山三代都(ロロ)、辻陽子、木香花菜
主催:株式会社アプレ
*お問い合わせ*
mail:gikyokunoohigan@gmail.com